ゼノンザードーフレーバーテキストまとめー

第50節：突如として世界中にアナザーホールが開いた。慣れているはずのマキナスですら困惑したその理由は普段現れるロイド達ではなくスピリットという未知の存在が現れたからだ
第51節：アグマで起きたスピリットとの騒乱は「BS赤の陣」と呼ばれた。最初の犠牲者こそスピリットに出たものの戦闘力はドラゴンに後れを取らない。かの赤天の戦いに負けず劣らずの激戦となったのだ
またアグマと負けず劣らずの激闘が繰り広げられた国がある。それがマキナスである
第55節:アナザーホールが開きスピリットと呼ばれる道の者たちが多数去来した。これを送り返すためアグマの魔術師たちを中心に各国の魔術師が協力し人工的にアナザーホールを作り出しスピリットたちを送り返す実験が行われた
第56節：しかし人口アナザーホールの作成は見事に失敗する。送り返すどころか更なるスピリットたちを呼び寄せてしまう結果となった。しかも呼び出されたのはスピリットの中でも最悪の存在たちだったのである
第59節：ガイ・アスラという共通の敵が出現したことによりスピリットたちも「導き」の乙女たちの言葉に耳を貸すようになった。使者としてきた一角獣の背にまたがり導きの竜姫は赤のスピリットの首魁の下へと向かったのだ
第61節：赤の使者により事情を聴いた白のスピリットの王は直ちに全軍転身を命じる。目指すはアグマ、そしてガイ・アスラである
マキナスの軍勢はその背後を討とうとはせず、その背を見送ったのだった
第62節：赤の陣、白の陣の終息はBS（バトルスピリッツ）と呼ばれる事件が次のフェイズに移ったことを意味していた。スピリット、ミニオンを問わない共通の敵であるガイ・アスラとの本格的な戦闘へと移行していくのである。この闘争は後に「BS幻羅の陣」と呼ばれることとなった
第76節：グラン・ウォーデンが片翼をもがれながらも青き魔術師から授かった鎖の呪文でガイ・アスラを縛り上げる。身動きが取れないその巨体をジークとダークの二体のノヴァの腕が貫いた
第79節：多数の犠牲を払いながらガイ・アスラの討伐に成功したことによりBS幻羅の陣もその幕を閉じる。だが息をつく間もなく情報が飛び込んでくる。十二宮スピリットの半数がラスに捕らえられているというのである
第81節：六か国の中で唯一公式に12宮スピリットの探索に手を出したのがデメテーである。普段デメテーは騒乱から遠くに身を置きたがることが多いが、今回積極的になった理由の真相は判明していない
一説によれば牡羊座の12宮スピリットの子守歌が心地よかったためモルフェオたちがやる気を出したとか
第82節：「BS１２宮の陣」において最も非協力的だったのはカナタナである。他国は領空をスピリットが通過するぐらいは黙認していたが、自国領への侵入することすら許さなかった
マジェストとカナタナの内通のうわさはこのころから広まることとなる
第85節：アグマ、マキナスに遅れてほかの参加国でもアナザーホールが開いた。新たに出現したスピリットを巻き込み、「BS１２宮の陣」は終盤戦に突入していく
第86節：帝国側に牡牛座、ふたご座、天秤座、さそり座、やぎ座、みずがめ座、スピリット側に牡羊座、おとめ座、いて座。行方知れずなのがかに座、しし座、うお座の三体。この陣容から戦いは佳境を迎える
第86節：秘法同盟側が残り3体を発見したことはまだ納得できる。しかし、さそり座を筆頭に帝国側にいたはずの6体が青のスピリットたちに庇護されながらラスの下を脱出してきたのは想定外のことであった
第87節：12宮スピリットがすべてそろい、アナザーホールを開くカギであるロロも発見された。後は帰還するのみのはずが帝国軍から送られてきた12宮スピリット奪還軍の戦力は想像以上でまさに総力戦の様相となった
第88節：戦闘中にもかかわらず秘法同盟の魔術師たちはアナザーホール作成を強行させる。彼らを守るためにスピリットたちの意思とは言え多くのスピリットがその身を盾にすることとなった
第89節：そのスピリットはアナザーホールを通らずにこの世界に君臨した。時間が止まったかのようだった。すべてのスピリットが動きを止め、天を、その姿を仰ぎ見る。まさにキセキの光景だった
第90節：降臨したグラン・サジット・ノヴァに最強のブレイブが合体した。たった一体の登場が、包囲され、不利だった形勢を完全に逆転させた
第92節：アーサーの大剣が帝国の誇る竜の喉を貫いたその時ロロを中心に巨大な虚無の球体が完成した。これこそが人口アナザーホールである
第95節：12宮スピリットがアナザーホールの向こうへ消えると帝国軍は包囲を解き、自国へと撤退していった。すべてのスピリットは虚空の彼方へ戻り、「BS」は終幕した