公歴から各国の内部事情まで、フレーバーテキストを読みつくしてみたい!

開戦・各国の被害

アグマに襲来したドラゴンの首魁は巫女の助言を実行に移し、ザ・ピークの火口にはいり込み死火山を活火山化させた
噴火までには至らなかったものの溶岩はアグマの市街地へと流れだした(第6節)
定期的に繰り返される竜たちの攻撃にドワーフや巨人たちはザ・ピークの領有を認めるしかなく、恐竜たちの住む下層へ住居を移すした
しかしその移住にゴレイムたちの姿は見えなかった。彼らは溶岩からドワーフたちを守るため身を挺して庇ってくれていた(第16節)

デメテーの麗の森の結界は普通に破ろうとすれば苦戦を強いられることは必至。よってハトト=ラキアは自らの力を千年杉の力の奪取に用いることにした
ヤク―ツォークの力の減退により結界が消失した(第25節)

マキナスの都市はドームで分かれており、その都市間の道はトレーサーたちによって守られているが今回はそれが仇になった
隣の都市がドラゴンに襲われていても気づかず、連絡を取りに行って初めて被害を知るというありさまだった
開戦から三か月で被害の全容がわからないままだったのは初動のミスであり、大失態といえた(第31節)

ポセイドのペンタゴナは広く、深い。ドラゴンが襲撃してきたときも、住民は最悪深海へと逃げればいいと高をくくっていた
しかしドラゴンたちは恐ろしい戦術を行った。海水の温度を一気に40度も上昇させたのだ
水温の急上昇は住処を奪われるだけでなく様々な災害を引き起こした。プランクトンの大量発生、それに伴う酸素不足による魚の死滅、上昇気流発生による竜巻も頻繁に起きた(第36節)

もともと結束力に乏しい国がタナトスである
ドラゴンブレスは支配階級らのモラルを街諸共破壊した。彼らは下級兵を盾にさっさと冥府にもぐってしまったのである
完全に捨て駒扱いされた下級兵士たちは悲惨だったが、冥府へ逃げる者たちのために、少しでも時間を稼ぐためあえて特攻し相打ちを狙いに行く者もいた(第41節)
ほとんどの住人が冥府にもぐってしまい、完全に放棄されたかに見えるタナトスだが、自由な貴族たちは地上にとどまり少数ゆえに潜伏し適度に反撃してきた
タナトス攻略軍の竜たちはこれを受けて貴族狩りを開始した(第47節)

カナタナ無敵の将による「各国単独でドラゴンと戦うのは得策ではない。防衛とは別にこちらからも六か国総出で編成し、各個撃破すべし」という論には皆が肯定した
しかしそれに続く論には大きく議論が行われた
砂漠以外の島を一時放棄し、翼をもつミニオン総出で打って出るというもので、三つの島全ての維持を捨てる策だった(第50節)
勿論砂漠の島も無傷とは言いがたかった。特にミニオンが集まる水場は多く狙われた
しかし鬼武者と呼ばれえるミニオンが守るオアシスだけは難攻不落で最低限の国家機能を維持できた(第59節)

竜に抵抗する国々

ドワーフと恐竜たちとの間に軍事同盟が成立した。恐竜たちを納得させるためドワーフが大いに譲歩した協定を結んだ
ドワーフたちは自分の立場以上に大事なことができたのだ。ザ・ピークと工房、材料を取り戻し、身を挺して庇ってくれた勇敢なゴレイムたちを復活させることである(第80節)

デメテーの被害が最も少なく、竜大戦半ばに入っても国家形態をほぼ維持できたのは様々な要因がある。その一つが開戦直後に軍師たる巫女を失ったことである
開戦直後、森と反対方向から飛来した矢で一撃で射落とされたのだ
矢を放ったシルヴィーはユグドラウォーカーを取り戻すためタナトスに潜入する間近で在り、それほど防衛に関して力を使うことができなかった
ドラゴンの襲撃に対して一矢だけ何者かをとらえた感覚を得たが、その一矢が森を救うほどの大戦果を挙げていたとは想像もしていなかった(第87節)

敗戦に次ぐ敗戦。それでもドラゴンの戦闘データを収集することで強力なロイドを開発した
敵の攻撃の一切を無効化し、蓄積されたデータからくる戦闘パターンによってドラゴンを殲滅できるはずだった
しかし戦果を挙げたのはたった一体。軍の総大将、リジェネレイトが現れることは計算外だった
あらゆる魔術を用いるリジェネレイトは己の潜在能力を引き上げ、一撃で殲滅型ロイド・アポステルを鉄屑へと変えた(第5節)
マキナスの住人たちは己の国を開ける決心をした。戦闘力の低い者は動力を切って冬眠に入り、高いものは全世界を転戦し各国の援軍となった(第9節)
ザ・ピークを追い出されたドワーフたちは恐竜たちと良好な関係を築けたが、マキナスの住人たちはうまく折り合いをつけれなかった
しかし、周辺地域から拒絶され、風雪を避けるとなると場所は限られる。結果的に連絡が途絶したミニオンすらも全て大集結することとなる(第10節)
ほとんどが他国に援軍に向かっていたマキナスにおいて一部の工兵部隊だけは残っていた。破壊された無人の街を修復するためである
結果、壊す街に困らなくなったドラゴンたちは大きな足止めを食らうことになる(第33節)

一人の少女が一撃で軍の首魁と思しきドラゴンを粉砕した。初めて完璧にドラゴンに一矢報いたのだ
ポセイドの智者は「彼女を中心に軍を編成し、総大将を打ち取りに行くのだ」と提案した
それを受けてカナタナの天使が英雄の登場を知らせるため仲間のもとに向かう。ペンタゴナへ全戦力を集結させるために。ついに反撃の時が来た(第21節)

クアルマルタの開戦〜アンジュたちによる反撃

クアラマルタの開戦と呼ばれるデメテーの戦いが分水嶺となった
助け出されたデミゴットの一人アンジュを中心としてデメテー、カナタナ、マキナスのミニオンで構成された軍が初めてドラゴンを真正面から打ち破った(第46節)

アグマ攻略部隊のドラゴンたちにとって予期せぬ事態だった。ザ・ピークのほぼすべてを手中に収め、後はゆっくり下層の密林などを攻略すればいいだけのはずだった
しかしデメテーで目撃されていたはずのデミゴットとマキナスの部隊がアグマの残存勢力と共に待ち構えていたのだった(第57節)
赤天の戦いによりドラゴンのアグマ攻略部隊は壊滅した
以降アグマは侵攻を受けることはなくなり、安全地帯として国土を他国へ開放対ドラゴン戦線の本拠地として補給、救護、休息に尽力する(第60節)

赤天の戦いの次にアンジュたちが向かったのはタナトスだった(第61節)
アンジュとそれに同行するマキナスの戦士たちの援護を受け勇気づけられたタナトスの住人の空中特攻によりタナトス攻略部隊の竜巫女が打ち取られた
この一戦を痛み分けとして以降、タナトスへの圧力はなくなった
助けられても感謝をしないのではと考えられていたタナトスの住人たちであったが、意外なほどの感謝と歓迎を受ける。上層部が腐っていただけでむしろ助けを求めていたのだ(第77節)

エラルダスとドラゴン ワイルドランドでの戦い

ワイルドランドに向かったエラルダスはすぐにドラゴンの聖地には行かず、ドラゴンとは別の支配階級であるファイブスターに話をしに行った
ワイルドランドのミニオンたちは縄張り意識が強く、大群による行動が嫌われることとを知っていたためである(第80節)

ドラゴンの聖地で始まったエラルダス対リジェネレイト本隊との戦い。エラーの魔術による短期決戦を想定していたがそれを阻むものがいた
ゲレロフォン敗亡後統率力を失ったポセイド攻略部隊を丸め込んだ竜騎士セリーヌが連れる別同隊、青いドラゴンの一派である(第88節)
激しい戦場と化したドラゴンの聖地で無数の遠吠えがこだました
劣勢だったエラルダスの思わぬ援軍は友好の条約を結んだファイブスターにより派遣された無数のビーストの群れだった(第92節)
陸からだけではない、空を支配するファイブスターからも援軍が送られてきた。動揺するドラゴンたちの統率が乱れる
この瞬間がエラルダスの戦士たちが命懸けで作り出そうとしていたものだった。エラーはマントをかなぐり捨て戦場の中央に躍り出た(第93節)
エラーの放った灼熱の熱線がリジェネレイトに向かって放たれるが側近のドラゴンが逆撃せんとその身を投げ出す
しかしニンフとの契約でその身を守られたエラーには届かず、逆に熱線は身を投げ出したドラゴンを貫通しリジェネレイトを貫いた
直後世界全てに轟くかと言わんばかりの断末魔の悲鳴が響き渡った(第97節)

最終決戦

エラーがリジェネレイトを倒した事実が六か国の中で最初に伝わったのはカナタナだった
その後小さな燕たちが世界各地を回り竜大戦の終結と勝利を知らせて回ったその所要時間は三日
燕たちは歓喜と興奮に疲労も忘れて飛び回っていた(第101節)
リジェネレイト敗亡を最初に知ったのはカナタナ攻略部隊のドラゴンたちだった
後に臆病者として記憶されているがカナタナの竜騎士が降伏を宣言したことでドラゴンは全滅を免れ多くの命が救われた
自分たちの進退はもちろんワイルドランドを離れていた全てのドラゴンたちに招集をかけたのも彼らだった(第109節)

マキナスの中央部に存在するエイセヴァイスの氷原にて展開された最終決戦は六か国に残存したドラゴンたちの生存権をかけた戦いだった
そしてエラーとアンジュが唯一共闘を果たした地でもあった(第113節)

終戦

ついにこの時が来た。アームズの姿をしたアンジュが天昇を始めた。その場の全ミニオンが彼女に祈りをささげた
エイセヴァイスの氷原は終戦の地であり、アンジュの安息の地として長く記録されることになる(第124節)
竜大戦の終結をどこに置くかは歴史家でも意見が分かれるところであるが、最も一般的な見解としてカナタナのセンシュウによって捕縛された竜騎士が降伏した時となされている
敗北し行き場をなくしたドラゴンたちは一時カナタナ預かりとなった
最初は反発も生まれたが、カナタナの懐の深さと過去を鑑みない姿勢に徐々に感化され次第にカナタナの一員として溶け込んでいった

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