公歴から各国の内部事情まで、フレーバーテキストを読みつくしてみたい!

公歴803年

第28節:ラスがいつ六か国を訪れたのは定かではないが、最初の弟子とみられるキラリと共にカナタナに現れたのはこの年のことである
第97節:復興において召喚獣の働きは目覚ましいものだった。半年後、各国は竜大戦以前の状態に戻ろうとしていた

公歴804年

第2節:復興がひと段落したところでエルフたちから緊急動議が出された。対タナトス制裁に関してである。エルフたちはユグドラウォーカー消失の原因となったタナトスのやり口を許容する気はなかった
一方タナトスに関して同情的なものもいた。国ではない、住民たちにである。パンデミックに襲われたかと思えば支配階級に奴隷のように扱われ挙句の果てには五か国からも見放される。彼らを救おうと戦いに出ようとする者もいた
第16節:デメテーの長老に一人からほかの四か国に対して正式にタナトス制裁に関する緊急会合の要請がなされた。これにより世界が大きく動くことになる
第24節:タナトスへの制裁は厳しいもので現政権返上、五か国管理による新政権樹立を要請。相容れない場合は五か国連合による征伐隊の派遣が勧告された。期間は3か月としたが、支配階級であったデーモンからしてみれば到底受け入れられるものではなかった
第36節:タナトス制裁回避までの回答期限である三か月が過ぎても音沙汰がなかったことから五か国すべてでの制裁が決定した。しかし意外なことに前大戦で各国の調整役を買って出たアヴィアンたちが辞退したのである
第48節:征伐軍の編成が決定したのち、問題となったのは司令官の人選だった。エルフたちが立候補したが私怨が強すぎるため却下。しかし阿熊の評議員がラスを推薦し、カナタナの皇族が賛意を示したため大勢が決まった
第78節:ラス傘下の召喚士に率いられたデーモンの軍は本来友軍であるはずのタナトスの軍に対して容赦ない攻撃を加えた。後にそれはラスがめぐらした謀略の一環であったことが判明しているがそれにしても苛烈な攻撃だった
第97節:1対5で勝てるわけもなく、たった二か月でタナトスは窮地に追い込まれた。海路につながる脱出路はおろか、地上のすべての領土を放棄しグラン・クレバスに引きこもらざるを得なくなった

公歴805年

第1節:世界中に激震が走る。ラスがタナトス領の地上部においてマジェストの建国を宣言。ワイルドランドから大量の移民を流入させたのだ
第2節:復興開始直後から「国境否定派」という論調が強くなっていたのは事実だった。タナトス制裁にも結局連携するのなら国がばらばらである必要があるのかと。マジェスト建国にはこの論調に乗って決行された側面は否定できないであろう
第7節:タナトスを二か月で平定、一か月後にはマジェスト建国宣言がなされている。その迅速さは工兵として優れるゴレイムがいたことや、軍の体制をそのまま国家の基本組織に組み込んだ軍事政権であったことが言えるが、それより特筆すべきなのは建国半年後に暴君と呼ばれたラスのその堕落っぷりである
第16節:ラスの暴挙は全ての国で受け入れられるものではなかったが、特に規律に厳しいマキナスでの反発は一層強かった。市民からの圧倒的な支持を受けて四か国へ使者を出すことになった
第36節:ラスは皇帝の名のもとに各国に属国化と朝貢を要求してきた。各国の構成員を勝手に連れ出して帝国を樹立しただけでも許せないのにこの要求は穏便派と言われるものたちにさえもマジェストが相容れない存在であることを理解させた
第53節:第一次マジェスト戦役はマジェストへと五か国連合軍が攻め込む形で開戦された。迎え撃つは帝国軍。すなわち旧タナトス征伐軍であり、つまりかつての同輩たちであった
第72節:第一次マジェスト戦役において五か国側の敗走は予想外の結果であり相当の衝撃を与えた。たった一度の敗北だったが問題となったのは精神面だ。この敗北で国家間の足並みが乱れた
第73節:敗北をきっかけに消極派は国力増強を訴え、穏便派にしても単独での攻撃を決断できなかった。こうして無為に時間を費やした結果、マジェストの強大化を促すことになる
第77節:現状を憂いたブルーナとマーフォークの一団は六か国側にもマジェスト側にも立たずひそかにワイルドランドへ向かっていた。あの人物なら現状を正しく導いてくれると信じて

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